緑〜たなびく〜並盛の〜♪


「っ・・・何こんな朝早くから」


気持ちよく寝ていたの枕元から突如携帯が鳴り響く。
着信を並中校歌に設定してあるのは1人しかいない。
ふと時計に目をやると、朝の8時。そしてカレンダーを見る。
今日は5月5日。子供の日というか世間ではGW。



5/5 08:00
From:恭弥
Sub:おはよう
風紀委員の仕事があるから学校に来て。
30分以内に来ないと、咬み殺すから。



は携帯画面から目を離し、もう一度時計とカレンダーを見る。
もう一度言うが、今は朝の8時。そして5月5日の祝日だ。


「夜やるつもりだったのに・・・朝から会うことになるとは」


無理難題はいつものことだから良いけど・・・学生の休日を返せー!


独りでブツクサ言いながら、は急いで学校に行く支度をした。








「おはようー恭弥ー」


「遅いよ」


応接室に行くと、部屋の主である雲雀恭弥は仕事をしていた。
恭弥は仕事中は眼鏡を掛けているので、
その姿にドキッとしてしまう自分が不覚にもいる。


「まだ5分余裕あるじゃない」


机に鞄を置き、自分はソファに座る。


「大体、自分の誕生日くらい仕事休んだって良いと思うけどー」


ガタッと音がしたので恭弥の方を見ると。
意外な表情をしていた。


「僕の誕生日知ってたんだ」


「なにその失礼な反応」


これでも彼女なんだから彼氏の誕生日くらい知ってます!
って言っても、前に草壁さんに教えてもらったんだけどね。


「じゃあさ」


そう言って恭弥は眼鏡を外して立ち上がった。
その足でのいるソファまで歩いてくる。


「どうして朝から呼び出したんだと思う」


分からない表情をしていると恭弥が横に座ってこっちを見る。




「誕生日だから少しでもと一緒にいたかったんだよ」



から祝ってもらいたいんだけど。


いつもより優しい恭弥の笑顔に顔が火照る。
それ、反則だよ恭弥。




「誕生日おめでとう」




生まれてきて、私の彼氏で、ありがとう。






はなんだか恥ずかしくなって、話題を変えた。


「誕生日パーティーやるつもりだったけど・・・夕飯は何が良い?」


「ハンバーグ」







君とバースデイ







(ほんとっ、ハンバーグ好きだね)
の作ったハンバーグだから好きなんだよ)

























◆アトガキ◆
ってことで、雲雀さん誕生日おめでとう!
結局最後はハンバーグ落ちですか(笑)











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